全ての感覚を集中させることは代えがたいもの

松田さんの前職の説明

前職では中小企業で事務の仕事をしていました。一言に事務といっても、電話や来客対応・書類整理などの一般事務から、勤怠管理や給与計算などの労務事務、伝票整理などの経理事務など、あらゆる種類の事務作業をまとめて担当している、という感じでしたね。すべてが最優先の仕事であり、バランス良く片付けていかなければいけないため、かなり大変な仕事でしたよ。

なぜ転職しようと思ったのか

いろいろなことをまんべんなくするといったスタイルよりも、ひとつのものに集中して取り組む仕事をしたいと強く感じるようになり、それで転職を考えるようになりました。ただ、そんなにすぐにそのような都合のいいお仕事が見つかるわけでもなく、ただ思うだけで実行に移せずにいたのですが、ある日テレビで伝統工芸の特集を放送していまして、その時に「後継者不足」を嘆いており、それなら、そういった世界に飛び込んでみるのも、ひとつの手なのかな、と思った次第なんです。

転職の際に味わった挫折や苦難

物と向き合う難しさ

今までは、「人」と向き合うお仕事をしてきました。でも今回は、「物」と向き合うお仕事です。問いかけても答えてはくれない物と語らうお仕事。当然全く勝手が違うので、これは難しいな……とすぐに感じましたね。

そこから学んだ「全ての感覚を集中させること」とは?

物の声を聞くには、他の物音が何も聞こえなくなるくらいまで、とにかく全ての感覚をその一点に集中することなんです。師匠とのコミュニケーションを重ねに重ねたことで、最近ようやく分かるようになったんですよ!