やり取りの大切さは代えがたいもの

山添さんの前職の説明

学生の頃から漫画家アシスタントをしてきました。ストーリーを考えるのが苦手なので自分の作品は作れないなと思いつつも、漫画の絵を描くことは好きなので、この仕事を続けてきたんです。

なぜ転職しようと思ったのか

絵の実力を認めてくれたとある出版社の編集の方から、「小説の挿絵を描いてみませんか?」というお声かけを頂きまして。しかもその仕事は、先のアシスタントの仕事と同じく絵を描くことに集中できるだけでなく、自分の名前を世に出せるので、もちろん「はい」という返事しかありませんでしたね(笑)

転職の際に味わった挫折や苦難

原作を描く難しさ

挿絵の仕事を始めてみて気づいたことなのですが、作品の内容に沿った絵を描くことって、意外と難しいものなんですね……。特に「あなたの自由なイメージで描いてください」というものが一番難しく、かつ本当に厄介なんです。こういう類の依頼を受けると、必ずといっていいほど作者から「ちょっと違うんだよね」「こんなキャラじゃないんだけど」などといって何度も描きなおされて、結果一番時間がかかるんです(苦笑)

そこから学んだ「やり取りの大切さ」とは?

どんどん仕事をこなしているうちに、「やり取りを重ねることによって、絵の基盤となる情報が作られる」ことに気づきました。実際、こと細かく設定を教えてくださる作家さんとの仕事は、かなりやりやすいですので。それからは「自由に描いて」という作家さんほど、徹底的にコンタクトを取るようにしています。