仕掛の状況を把握するは代えがたいもの

盛田さんの前職の説明

木工職人をしていました。ひとつの作品が完成するまでは、それに向き合いっぱなしになるので、正直、他のことに気を取られている暇は無い、と言う感じです。お客さまが納得してこそ仕事が成立するのであり、ただひたすらにお客様にとって良いものを作ることが使命と考えていたんです。

なぜ転職しようと思ったのか

工房の合併が決まったことで、これまでの環境ががらりと変わってしまうことに抵抗感を覚えたんです。もちろん電話対応などといった新しい仕事が入るなど、いままでの勤務スタイルも激変。雑務も他のスタッフと協力し合いながらこなすことが求められましたので、仕事だけに向き合うことができなくなったんです。

転職の際に味わった挫折

作業を中断されて……

転職の希望として一つのことに集中できる環境を求めたのですが、そのような求人が一つも無かったので、やむなく電話対応などの頻度が少ない環境での仕事に就きました。しかしやはりその仕事のスタイルに慣れるまでにはかなり苦労しました。作業の途中で、電話など各種対応で中断される。終わるとまた元に戻って作業を続ける。そんな当たり前のことが、私にはできないのだ……ということにショックをうけました。普通の社会人には当たり前に出来ることが、自分自身には欠如していることに、初めて気付かされたんです。

そこから学んだ「仕掛の状況を把握する」とは?

いつでも中断した場所から始められるようにしっかり把握できるように、いろいろやり方を工夫しました。今では何とか両立できるまでになりました。